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2025.11.17

【研修レポート】サービス提供責任者向け研修②(訪問介護計画書編)

前回ご紹介した「身体介護」編に続き、今回は本年度に実施した「サービス提供責任者の役割の理解と、利用者主体の訪問介護計画書の作成方法」をテーマにした2日間の研修の様子をご紹介します。

■ 訪問介護計画書とは?
ケアマネジャーが作成したケアプランをもとに、「どのようなサービスを、いつ・どのように・どれくらいの頻度で行うのか」
を、より具体的に落とし込んだ計画書です。
訪問介護において、サービス提供責任者が作成し、現場での介護サービスの質を左右する大切な書類です。

◆1日目:計画書作成の“考え方”を学ぶ
初日は、以下の内容について講義を行いました。
サービス提供責任者の役割と責務
利用者主体の視点を取り入れた介護計画の立て方
介護課程に基づいたアセスメントと目標設定の重要性

その後、実際の事例をもとにグループワークを実施。
既存の訪問介護計画書を分析し、「もっと良い計画書にするには?」をテーマに意見を出し合いました。

◆2日目:計画書を“形”にする
2日目は、前回のグループワークを踏まえ、グループごとに意見を整理しながら計画書を作成し、最後にそれぞれ発表を行いました。
他のグループの発表を聞くことで、さまざまな視点や表現方法を学ぶことができました。

参加したサービス提供責任者からは、
・「ケアプラン通りに作ることばかり意識していましたが、“利用者主体”という視点、自立支援や重度化防止の考え方の重要性を学ぶことができました。」
・「曖昧な言葉ではなく、具体的な表現を使うことの重要性を学びました。目的や根拠が明確な計画書を意識していきたいです。
また、ケアマネジャーとの連携も改めて重要だと感じました。」
・「講師の先生の経験談が具体的で参考になりました。今後の実践に活かしていきたいです。」
・「グループワークを通して、他のサービス提供責任者の考え方を知ることができてよかったです。大きな学びになりました。」  
・「利用者の暮らしに寄り添う訪問介護計画書とは何かを、理論と実践の両面から深く学ぶことができました。明日からの業務にすぐに活かします!」 といった感想がありました。

これからも質の高い訪問介護サービスを提供できるようサービス提供責任者のスキル向上に取り組んでいきます。